エキナセアの概略
エキナセアとは
エキナセアエキスは、は北米原産のキク科エキナセア属に属する植物から抽出したエキスです。今日のヨーロッパでは、イチョウ葉エキスと並んで最も人気のある医薬品となっています。また北米でもヨーロッパから逆輸入され、ハーブ製品のbPとして販売されています。
エキナセアの歴史
エキナセアは北米インディアンにより、外傷や病気の治療を目的として幅広く使われていました。
外傷・火傷・おでき・虫刺されなどに外用し、感染症・歯痛・関節痛のほか、ガラガラ蛇にかまれた時の解毒剤として内服していました。
そして植民地化後はアメリカの医師達も、局所殺菌剤・局所刺激剤・制汗剤・局所麻酔剤などとして効果の高い Echinacea angustifolia の根を、外用として利用するようになりました。
二つのエキナセア
ヨーロッパでは、 Echinacea purpurea の地上部のジュースに免疫増強作用が発見され、多くの商品が発売されました。そのためヨーロッパでは angustifolia と同様に purpurea も重要視されるようになりました。
現在でもエキナセア製品の市場には、 angustifolia (アングスティフォリア)と purpurea (プルプレア)の二種類の原料を使った製品が出回っています。
エキナセアの効果
抗ウイルス作用
エキナセアの他に見られない特徴は、非特異的な抗ウイルス作用を持つインターフェロンの産生を増強する効果です。またヒアルノニダーゼを阻害する効果や、一部のウイルスに対する直接的な抗ウイルス作用により、エキナセアは抗生物質の効かないウイルス性感染症に対する貴重な医薬品となっています。
免疫補助作用
エキナセアの根の主要成分であるイヌリンは、感染部分への白血球の移動を促進し、免疫物質の溶解性を増大させるなど、多くの免疫増強作用を有しています。
抗ガン作用
エキナセアに含まれる多糖類は、マクロファージの食作用を増強するため、ガン化した細胞に対する細胞毒性が増強します。その結果として、間接的な抗ガン作用を持っています。
一般にエキナセアは angustifolia (アングスティフォリア)が最高の品種と考えられていますが、この目的には angustifolia (アングスティフォリア)より、 purpurea (プルプレア)の地上部が適しています。
エキナセアの使い方
エキナセアの服用量
感染症に対する一般的な免疫増強剤としては、乾燥した根1〜2gを煎じたもの(凍結乾燥エキスは300〜700mg )を、1日3回服用します。
エキナセアの長期投与
エキナセアを長期間投与する場合は、投与を中止する期間を設けます。例としては、8週間服用して1週間止めるという方法があります。
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