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アクエリアスの時代へ向けて


経口輸液(ORS)



経口輸液(ORS)とは何か

 激しい発汗や下痢では、体内の水分や電解質が多量に失われるので、適切な補給をしないと脱水状態を起こします。特に下痢では体液に含まれる多量の電解質を水分や塩分と同時に補給する必要があります。

 経口輸液(ORS)は、発展途上国などで医療施設のない環境でも輸液による脱水状態の予防を可能にするために考案されました。これは家庭でも利用可能なので、準備しておくことをお薦めします。

 塩化カリウム・重曹・ブドウ糖などは、薬局で注文すれば購入可能です。

発熱・発汗用経口輸液(ORS)

 発熱して発汗が激しい場合や発熱が長く続く場合は、水分と少量の塩分の補給で十分です。その場合、以下の組成で発熱・発汗用経口輸液(ORS)を作って与えます。

砂糖40.0g
食塩1.0g

 この配合を湯冷ましや浄水器の水1リットルに溶かして発熱・発汗用経口輸液とします。応用として、発熱時に消耗するビタミンCを配合したORSもつくれます。
 発熱・発汗用の経口輸液は、アイソトニックやハイポトニックなスポーツドリンクで代用可能です。


下痢用経口輸液(ORS)

 激しい下痢が長時間止まらずナトリウム欠乏性の脱水が生じる危険性のある場合は、水分以外にナトリウム・カリウム・重炭酸イオンの補給が必要になります。その場合、以下の組成で下痢用経口輸液(ORS)を作って与えます。

ブドウ糖20.0g(または砂糖40.0g)
食塩3.0g
重曹(炭酸水素ナトリウム)2.5g(またはクエン酸ナトリウム2.9g)
塩化カリウム1.5g

 この配合を湯冷ましや浄水器の水1リットルに溶かして下痢用経口輸液とします。下痢用の経口輸液は、スポーツドリンクで代用が不可能なので注意してください。







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