呼吸器感染症の治療に使われる精油
風邪などの呼吸器感染症の治療では、ユーカリやラベンサラなどの精油が良く使われます。
1日に数回、数滴の精油をマッサージによって直接皮膚にすり込みます。刺激の強い精油は量を少なくしたり、植物油(ごま油・オリーブ油・椿油など)に希釈して使用します。
ユーカリ・ラディアタ、ユーカリ・スミシ、ラベンサラ・アロマティカは、希釈せず直接すり込めます。風邪の時は胸や背中に1日数回・数滴を直接すり込みますが、足の裏などでもかまいません。足の裏や手のひらがいちばん簡単で、皮膚のトラブルも起こりにくい部位です。
ティートリーはまれに敏感肌の人がいます。希釈しないで使用する場合は、少量で皮膚の反応をテストしてから使用してください。
精油を水とシェイクすることによって分散させてスプレーしたり、白熱電球に数滴落としたりして室内の殺菌消毒にも使えます。
精油には個々の精油ごとに使用方法に注意事項があります。具体的な使い方については、しっかり確認して使用して下さい。
インフルエンザの処方
アロマテラピーによるインフルエンザの治療処方を以下に載せます。どちらもフランスで医師が使っている処方です。
1.ユーカリ・ラディアタまたはラバンサラを、1日3回、3〜5滴を胸部や背中に塗布する。
2.ユーカリ・ラディアタ3mlとラバンサラ5mlを調合する。これを1日4回、5〜6滴を胸部や背中に塗布する。または1日5回、4滴を土踏まずに塗布する。
精油データ
ユーカリ
感染症の治療で使われるユーカリの精油は学術名で Eucalyptus globulus (グロブルス) 、Eucalyptus smithii (スミシ)、 Eucalyptus radiata (ラディアタ)の3種類です。ユーカリは感染症の治療だけでなく、創傷や火傷の消毒と新しい組織の再生促進や、局所的な鎮痛剤としても有効です。
Eucalyptus globulus (グロブルス)と Eucalyptus smithii (スミシ)は気管を刺激する物質が含まれています。直接吸入する使い方は避けた方が安全です。
ティートリー
学術名 Melaleuca alternifolia だけが感染症の治療に使われます。ティートリーは細菌・真菌・ウイルスの3種類全てに対して抑制する力を持ち、免疫の働きを強力に刺激し、感染症に対する身体の防御力を強めます。皮膚に対する刺激性があるので、敏感肌の人は使用量を少なめにします。
ラベンサラ
感染症の治療に使われるラベンサラの学術名は Lavensara aromatica (アロマテイカ) です。ラベンサラはラバンサラとも表記します。
ラベンサラはユーカリと同じく1,8-シネオールを多量にふくみ、呼吸器系の治療に有効です。また刺激物質をふくまず、おだやかな精油です。
ラベンダー
アロマテラピーで使われるラベンダーの学術名は Lavandula officinalis 、Lavandula angustifolia 、 Lavandula vera です。 Lavandula officinalis は真正ラベンダーとも呼ばれます。そしてアロマテラピーで呼吸器の感染症に使うラベンダーは Lavandula officinalis (真正ラベンダー)になります。
ラベンダーは殺菌消毒作用・鎮痛作用・組織の再生を促進する作用があり、火傷を含むあらゆる外傷に理想的な精油です。
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