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中医学による食品の特性分類
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中医学では食品の性質を、「寒または熱」・「補または瀉」・「燥または潤」のどちらかの性質に分類し、その組み合わせをその食品の中医学的性質とします。以下に寒熱・補瀉・燥潤の説明をします。 ◆ 寒熱 ◆ 「寒熱」とは体に熱を発生させるか、冷やすかの区別です。寒涼平温熱の順で寒性から熱性に偏ります。基本的に寒体質(熱の発生不足)の人は熱性食品が平衡させ、熱体質(熱の発生過剰)の人は寒性食品が平衡させます。 ◆ 補瀉 ◆ ・「補瀉」とは体にエネルギーを発生させるか、放散するかの区別です。補平瀉の順で補(生産)性から瀉(放散)性に偏ります。基本的に虚体質(エネルギー不足)の人は補性食品が平衡させ、実体質(エネルギー過剰)の人は瀉性食品が平衡させます。 ◆ 燥潤 ◆ ・「燥潤」とは体に水分を保持させるか、排泄させるかの区別です。潤平燥の順で潤(保持)性から燥(排泄)性に偏ります。基本的に燥体質(水分保持不足)の人は潤性食品が平衡させ、湿体質(水分保持過剰)の人は燥性食品が平衡させます。 したがって、2×2×2=8種類の組み合わせがあり、食品は八種類の基本的性質に分類されます。 食品の性質一覧表を最後に載せておきますので、以下の解説を読み、一覧表の中から自分の体質に合った食品を選んでください。自分の中医学的な体質を知るには、検索画面の体質診断で中医学をクリックして、質問に答えていけば確認できます。
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中医学的体質による食養術の実際
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◆ 人体の五行による分類 ◆ 五行は、「木・火・土・水・金」の五つからなり、五行の相互関係は「木→火→土→金→水→木」の相生関係と「木→土→水→火→金→木」の相剋関係があります。中医学では、この「木・火・土・水・金」の五行一つ一つに、人体の機能が割り当てられ、それが五行の相生・相剋関係に支配されていると考えます。 以下に人体機能の五行による分類表を示します。この分類表から自分の改善したい体質の五行を探し、次に進みます。 五行 人体機能 感覚器官 体液と身体部位 木 神経機能・解毒機能、 眼・視覚、 涙・運動関係 火 精神機能・循環機能、 舌・味覚、 血液・血管 土 栄養機能・消化機能、 唇・口腔、 唾液・筋肉 金 呼吸機能・排泄機能、 鼻・嗅覚、 汗・皮膚 水 生命機能・防衛機能、 耳・聴覚、 尿・骨 ◆ 虚実と五行による食養術 ◆ 五行理論では、ある五行からみて、相生で生じる五行は子孫五行、ある五行からみて、自分を生ずる五行は父母五行という関係にあると考えます。したがって、具体的には以下のようになります。 実証では、目的の五行とその子孫の五行を瀉します。したがって、実証の人が病気をした場合、その病気に当たる五行、病気に当たる五行の子孫五行の食品の中から、補瀉の分類で瀉性の食品を用います。 虚証では、目的の五行とその父母の五行を補します。したがって、虚証の人が病気をした場合、その病気に当たる五行、病気に当たる五行の父母五行の食品の中から、補瀉の分類で補性の食品を用います。 ◆ 寒熱・燥湿による食養術 ◆ 寒熱と燥湿の体質の偏りのバランスを取るには、その体質と反対の偏りを持つ食品を多く取るようにするのが基本となります。具体的には以下のようになります。 寒証の人は、熱性の食物を取るようにします。また逆に、熱証の人は寒性の食物を取るようにします。 燥証の人は潤性の食物を取るようにします。また逆に、湿証の人は燥性の食物を取るようにします。
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中医学による食物の特性分類表
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◆イモ類◆ サツマイモ 五行(土)・効果(滋養) 寒熱(平)・補瀉(補)・潤燥(潤) ジャガイモ 五行(土)・効果(滋養) 寒熱(平)・補瀉(補)・潤燥(潤) ヤマイモ 五行(土)・効果(滋養、強壮、健胃) 寒熱(平)・補瀉(補)・潤燥(潤) サトイモ 五行(土)・効果(滋養) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) ◆豆類◆ 豆腐 五行(土)・効果(消炎) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) 味噌 五行(土)・効果(栄養) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) あずき 五行(火)・効果(利尿、強心) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) えんどう豆 五行(土)・効果(健胃) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(燥) ピーナッツ 五行(土)・効果(消化器と呼吸器の強化、栄養) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) ◆根菜類◆ ダイコン 五行(土)・効果(健胃) 寒熱(涼)・補瀉(平)・潤燥(平) ゴボウ 五行(金)・効果(解毒) 寒熱(平)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) レンコン 五行(火)・効果(解毒、消炎、止渇、除煩、利尿) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(潤) ニンジン 五行(土)・効果(栄養、補血) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) タマネギ 五行(火)・効果(鎮静) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(平) ニンニク 五行(土)・効果(消化、解毒) 寒熱(温)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) ユリ根 五行(金)・効果(鎮静) 熱(平)・補瀉(補)・潤燥(潤) ショウガ 五行(金)・効果(鎮咳、解熱、健胃、利尿、発汗) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(燥) ◆穀類◆ 玄米 五行(土)・効果(滋養・止渇・健胃・安眠・消炎) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) 小麦 五行(火)・効果(滋養・止渇・止血・安眠・利尿) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) ソバ 五行(土)・効果(滋養) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(平) ハトムギ 五行(土)・効果(利尿・浮腫と脚気を治す) 寒熱(涼)・補瀉(中)・潤燥(燥) トウモロコシ五行(土)・効果(滋養) 寒熱(平)・補瀉(補)・潤燥(燥) ◆果菜類◆ ナス 五行(火)・効果(通便、降圧、散血) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) トマト 五行(火)・効果(栄養、鎮咳、食欲増進、降圧) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(燥) キュウリ 五行(土)・効果(止渇、解毒、利水) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(燥)・升降(降) カボチャ 五行(土)・効果(栄養) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) ◆果実類◆ 桃 五行(金)・効果(強肺、肌をきれいにする、若さを保つ) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) 柿 五行(土)・効果(去痰、止痢、鎮咳、鎮吐、降圧) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(燥) ミカン 五行(土)・効果(去痰、健胃) 寒熱(温)・補瀉(中)・潤燥(燥) リンゴ 五行(金)・効果(強壮、収斂、去痰、消化、止痢、肺強化) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) バナナ 五行(土)・効果(消化、栄養、通便) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(潤) スイカ 気血(気)・五行(火)・効果(止渇、利尿) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(中)・升降(降)・散収(散) 梨 五行(金)・効果(消化、鎮咳、去痰、止渇、鎮吐、治失声) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(潤) 梅 五行(木)・効果(止渇、鎮吐) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) パパイヤ 五行(土)・効果(止痢、栄養、脚気を治す) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(中) ◆葉菜類◆ 白菜 五行(土)・効果(栄養、健胃) 寒熱(平)・補瀉(補)・潤燥(潤) キャベツ 五行(土)・効果(健胃) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(平) アスパラガス五行(土)・効果(止渇、解毒、消炎、利尿) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(中) ネギ 五行(金)・効果(消化、通便、発汗、視力と聴力の強化) 寒熱(温)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) ニラ 五行(金)・効果(滋養) 寒熱(温)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) シソ 五行(金)・効果(鎮咳、解熱、健胃、発汗) 寒熱(温)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) ◆種子類◆ ゴマ 五行(水)・効果(通便、健胃、視力・聴力・筋骨の強化、安眠、神経痛) 寒熱(平)・補瀉(補)・潤燥(潤) クルミ 五行(水)・効果(鎮咳、補血、滋養、強壮、収斂、止痢) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) 栗 五行(水)・効果(止痢、健胃、強壮) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(燥) ◆海草類◆ ノリ 五行(水)・効果(栄養) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(燥) コンブ 五行(水)・効果(消炎、利尿、止渇、降圧) 寒熱(涼)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) ワカメ 五行(水)・効果(消炎、利尿、止渇、降圧) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(燥) ◆乳・卵製品◆ チーズ 五行(土)・効果(滋養、強壮) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) バター 五行(土)・効果(滋養、強壮、通便) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) 牛乳 五行(土)・効果(栄養、健胃、止渇、強壮) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) 卵 五行(土)・効果(栄養、鎮静、補血、鎮咳、止痢) 寒熱(平)・補瀉(補)・潤燥(潤) ◆調味料◆ 酢 五行(木)・効果(駆於血、解毒) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) 塩 五行(水)・効果(解毒、鎮吐) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) 砂糖 五行(土)・効果(駆於血、滋養、元気をつける) 寒熱(温)・補瀉(補)・潤燥(潤) ハチミツ 五行(土)・効果(滋養、強壮、通便、栄養、鎮咳) 寒熱(涼)・補瀉(補)・潤燥(潤) カレー粉 五行(土)・効果(消化) 寒熱(温)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) コショウ 五行(土)・効果(消化) 寒熱(温)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) トウガラシ 五行(金)・効果(消化、発汗) 寒熱(温)・補瀉(瀉)・潤燥(燥) |