中医学からみた腰痛
中医学的にみると、腰は腎に属しています。腎は五臓のひとつで、腰以外にも生殖器・腎臓・膀胱などが腎に属しています。したがって腰の痛みは、腎に属する器官の病変により出現する症状です。
中医学では、腎の陰(陰精)や陽(腎気)が虚した場合、腰の痛みとして現れる考えます。特に風・寒・湿・熱などの邪を受けるのをきっかけとして、腰の痛みが出る場合が多いようです。
整体法からみた腰痛
整体法により、腰痛をより精密に分析すると、中医学で言う腰痛は腰椎の四番と五番の異常になります。腰椎の四番は生殖器の急所で、過剰な性行為で腰が立たなくなるのは腰椎の四番に異常が出るためです。
腰椎の五番は膀胱系に関係しています。年をとるとオシッコが近くなったり、もらしたりするのは、腰椎五番の動きが鈍くなってくるためです。
腰痛の予防と治療
最初に述べたように、腰痛は過剰な性行為が原因である場合が良く見られます。過剰な性行為とは、自己の持つ性エネルギーに比較して過剰という意味です。
そのため現在はまったく性行為をしていなくても、過去において過度の性行為をしてきた場合や、先天の気とも呼ばれる性エネルギーが生まれつき弱い場合は、些細なきっかけで腰痛が起きてしまいます。
また長時間、間違った姿勢を続ける習慣が、腰や側腹を硬直させれば、腰痛と腎に属する器官の病変を引き起こします。
したがって、正しい姿勢により腰痛を予防し、間違った姿勢による腰周辺の硬直を矯正する体操により、腰痛を治療することが可能です。もちろん、性的な節制は必要ですが・・・。
正しい腰痛体操の見分け方
世の中には腰痛体操と呼ばれるものが、幾つかあります。しかし、腰痛といっても、腰椎の何番が原因かによって、異なった体操が必要です。
・手のどちらかを動かした時に痛くなった腰痛は、腰椎の二番の異常です。
・重いものを持ち上げる時に痛くなった腰痛は、腰椎の五番の異常です。
・ストレスや心配事がある時に痛くなった腰痛は、腰椎の一番の異常です。
・腰を捻った時に痛くなった腰痛は腰椎の三番の異常です。
このような区別をしないで、腰痛を一まとめにしている腰痛体操は、治療効果の当たり外れが大きいので、効果がないと思ったらより精密な腰痛体操の指導者を探してください。
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