胃潰瘍・十二指腸潰瘍の概略
胃や十二指腸の粘膜が、塩酸やペプシン(タンパク質分解酵素)を含んだ胃液に侵されて、えぐりとられた状態を胃潰瘍や十二指腸潰瘍といいます。
潰瘍は胃酸などの攻撃が、粘液や修復力などの粘膜の防御を上回っていることを意味します。
胃潰瘍は、幽門前庭部(胃の出口付近)に出来て胃酸の分泌が亢進しているものと、胃角部周辺(胃の中ほど)に出来て胃酸の分泌が亢進していないものがあります。
胃の中ほどに出来る胃潰瘍は、胃酸の分泌はほぼ普通で、胃から食物を排出する機能が低下しています。
十二指腸潰瘍は、ほとんどが十二指腸の入り口の十二指腸球部に出来、胃酸の分泌が亢進しています。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状
胃潰瘍・十二指腸潰瘍では、みぞおちの痛みを訴える人がほとんどです。約半数の人は空腹時に痛みを訴えます。十二指腸潰瘍では夜間に痛みを訴える人が多くなります。これらの痛みは、牛乳や軽食を取ると簡単に改善する傾向があります。
痛み以外に胸やけを訴える人も多く、お腹がよくすくと訴える人もいます。
食事・サプリメントのアドバイス
悪い食事
アルコール・カフェイン・砂糖は胃酸の分泌を促進するので、消化器潰瘍にはよくない食事です。また夜遅い食事は、夜中に痛みが起きやすく、潰瘍の治りを遅くします。
良い食事
生のキャベツジュースは、ビタミンU・グルタミンが含まれており潰瘍の治癒効果があります。治療目的では、0.6〜1リットル/1日のキャベツジュースが目安になります。
有効なサプリメント
ビタミンAは、予防や治療に効果があります。10万IU/日が治療の目安ですが、ビタミンAは副作用の危険があるので、医師と相談しておこなう事が必要です。ビタミンCが欠乏していると消化器潰瘍をおこしやすくなるし、Cの補給は治療にも有効です。治療の目的で取る量は、食事前と寝る前に500mg/1回のアスコルビン酸カリウムが目安になります。
有効な生薬
甘草は胃液の分泌を抑制し、粘膜の再生を促進します。3g/日を煎じるのが目安ですが、長期間の使用では、副作用の危険がるので、医師と相談しておこなう事が必要です。
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